「この聞き方に変えるだけで、ビジネスに使えるAIに変わります」
職場で「ChatGPTって便利らしいよ」と聞いて試してみたものの、
- 思ったより役に立たない
- テンプレっぽい回答ばかり
- 結局、自分で直す手間が多い
こんなふうに感じたこと、ありませんか?
実は私自身、最初は「全然使えないじゃん…」とガッカリした側でした。
でもある時、**“使えない”んじゃなくて“使いこなせてなかっただけ”**と気づいたんです。
そこで今回は、「ChatGPTは使えない」と感じている方に向けて、
ほんの少しの工夫で一気に使えるようになる5つのポイントをご紹介します。
1. プロンプトは“雑談”じゃなく“指示文”で
ありがちな聞き方
この提案資料、いい感じにまとめて
→ 返ってくる答え:文章を少し整えるだけ。内容は薄く、使い回し感のある提案。
💡 ちょっと工夫した聞き方
A社向けの提案資料です。業界は製造、課題は在庫ロス。競合はB社。導入メリットを3スライドで提案構成してください
→ 返ってくる答え:課題や競合を踏まえた具体的なスライド構成案が出る。
2. “新しいチャット”を積極的に使おう
ありがちな聞き方
このメールの内容、提案資料に落とし込んで(※議事録の続きチャットで)
→ 返ってくる答え:文脈がごちゃごちゃして内容がブレる。関係ない話題が混ざることも。
💡 ちょっと工夫した聞き方
A社商談フォローのメール文です。提案資料に使えそうな部分をピックアップし、ストーリー構成案を作ってください(※新しいチャットで)
→ 返ってくる答え:内容の意図が明確に伝わり、すっきりした構成案に。
3. 一発正解を求めず、やりとりで育てる
ありがちな聞き方(初回)
A社の商談内容から、導入メリットを整理してください
→ 返ってくる答え:抽象的な「コスト削減」「業務効率化」など、ありきたりな内容。
💡 ちょっと工夫した聞き方(2回目以降)
“在庫ロス削減”を中心に、数値的な効果も加えて。もっと購買担当者が納得しやすい言い回しで
→ 返ってくる答え:具体性と納得感が増し、実際の提案にそのまま使える内容に。
4. ChatGPTに“役割”を与えると賢くなる
ありがちな聞き方
この商談記録から提案の方向性を考えて
→ 返ってくる答え:一般的な提案が多く、深みや納得感に欠ける。
💡 ちょっと工夫した聞き方
あなたは営業歴10年のソリューション営業です。A社との初回商談内容をもとに、顧客課題を明確化し、提案方針を3つ出してください
→ 返ってくる答え:現場感のあるリアルな提案が返ってくる。視点に厚みが出る。
5. 自分の素材を渡すと“実務AI”に変わる
ありがちな聞き方
商談内容をまとめて
→ 返ってくる答え:ChatGPTが想像で要約し、実態とズレることがある。
💡 ちょっと工夫した聞き方
以下は7/8のA社商談メモ(5項目)。この内容を5行で要約し、提案の切り口を2つ提示してください
→ 返ってくる答え:実際のメモ内容に即した要約と、納得度の高い提案が得られる。
まとめ:「使えない」は、“使いこなせていない”だけかもしれない

ChatGPTは魔法のツールではありません。
でも、ちょっとした聞き方の違いで、あなたの仕事を一段ラクにしてくれる相棒になります。
もし「使えない」と思っていたなら、ぜひ今回の5つの聞き方を試してみてください。
次にあなたが使うその一言で、AIが“劇的に変わる”かもしれません。
コメント