僕も最初はそう思ってました。でも、実際に使ってみたら──。
今ではAI(特にChatGPT)は、毎日の業務に欠かせない“思考の相棒”。
むしろ、使い始めてからのほうが「頭を使う密度」が上がったと実感しています。
「便利=悪」になっていませんか?

AI活用に抵抗がある人の多くが持っているのが、
「便利なものに頼ると、自分の力が落ちるんじゃないか」
という不安。でも、それってちょっと極端かもしれません。
たとえば、車という便利な道具があるのに、
「歩かなくなると足が遅くなるから、車は使わない」
と言っているようなものです。
歩くことにも意味はありますが、仕事では「早く・正確に・良い結果を出す」ことが大切ですよね。
だったら、使える道具はちゃんと使ったほうが、むしろ自分の力を発揮しやすくなります。
AIは「思考停止ツール」ではなく「思考加速装置」
AI(ここでは主にChatGPT)を正しく使うと、むしろ考える力が鍛えられます。
僕がよく使うのは提案書づくりや業務メールの作成など。「どう伝えれば相手に刺さるか?」を考えるときに、ChatGPTにこんな問いかけをします:
- 「この業界のよくある課題って何がある?」
- 「この提案、説得力に欠ける気がするけど、どこが弱いと思う?」
- 「この流れで相手の心に刺さるキャッチコピーってどんなの?」
こんなふうに壁打ちのように使うことで、自分ひとりでは気づけなかった視点が得られます。
【実体験】メール作成が「15分 → 3分」に短縮

たとえば、お客様向けのフォローアップメール。
以前は、
- 相手の状況を思い出す
- 丁寧な言い回しを考える
- 提案内容を要約する
といったことに毎回15分以上かかっていました。
でも今は、ChatGPTにこう聞くだけです:
「○○社の△△様向けに、先日の商談フォローのメール文を作って。提案内容の要点と、次回の打ち合わせ候補日を含めて。」
すると、自然で丁寧な文章が3パターンくらい出てきます。
そこから最適な文を少し手直しして送ればOK。所要時間はわずか3分。
浮いた時間で、別の案件に集中できます。
ポイントは「使い方」に頭を使うこと
AIを盲信したり丸投げしたりすると、確かに“思考停止”になります。
でも、「どう使うか」にこそ頭を使うべきなんです。
- 自分のラフ案を出して、表現だけ整えてもらう
- 言いたいことを箇条書きして、文章化してもらう
- 出てきた内容に「それって本当にそう?」とツッコミを入れる
こうしたやり取りこそが、考える力を引き出すトレーニングになります。
今こそ、AIを「賢く使う人」が抜け出せるタイミング

AIを使うと頭が悪くなる?
その心配、たしかに一理あります。でもそれは、“使い方を間違えたとき”だけ。
正しく使えば、AIは「考える時間を増やしてくれる道具」です。
車で移動が効率化するように、AIを使えば思考とアウトプットの質が向上します。
そして今は、まさに“AI活用の先行者メリット”が得られる時期。
誰もが使いこなしているわけではない今こそ、実務にAIを取り入れて一歩先に進むチャンスです。
まずは、日常のちょっとした業務からでOK。
あなたの“考える力”はむしろ、AIを通じてもっと鋭くなります。

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