「AIを使えば仕事時間は短くなる」
そんなフレーズを最近よく耳にします。
でも現実は、便利なツールが増えても残業が減らない人が多いのではないでしょうか。
僕自身もその一人でした。
営業職として毎日21時までオフィスに残り、帰宅後も資料を触る生活。
そこで思い切ってAIツールを本格的に取り入れ、半年間“働き方実験”をしてみたのです。
この記事を読んでほしい人
- 「AIを使えば残業が減るのか知りたい」
- 「業務効率化に興味はあるけど、効果に半信半疑」
- 「忙しさの割に成果が伸びない」と悩んでいる営業・事務職の方
もしあなたがこのどれかに当てはまるなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
僕の経験談をもとに、「AIは本当に仕事時間を短くするのか」を一緒に考えていきましょう。
筆者の実体験:AIを使って半年、時間は劇的に変わらないが“余裕”は確かに増えた
最初の1か月は操作に慣れる時間もあり、仕事時間はほとんど変わらず。
けれど3か月目を過ぎた頃から、**「残業が毎日30分ほど短縮」**される日が増えました。
正直、劇的な変化ではありません。
でも、頭の負荷が減って帰宅後に家族と過ごす気持ちの余裕ができたのは大きなメリットでした。
特に、これまで「時間がなくて」と先延ばしにしていた息子とのかけがえのない育児の時間や、
おなかポッコリを解消したくて始めた筋トレの時間を、ようやく確保できるようになったのは嬉しい変化です。
月曜朝にありがちな「タスクの全体像が見えず、何から着手すべきか迷う」あの時間も変わりました。
AIに「今日やるべき仕事を整理して」と投げると、優先順位を踏まえたリストが数秒で出てくる。
そのおかげで午前中のスタートがスムーズになり、午後のパフォーマンスも上がったのです。
AIを使うと仕事時間は本当に短くなるのか?
AIの強みは、文章生成や情報整理など“型”がある作業を一瞬で片付けられる点にあります。
ただし、どんな業務も勝手にやってくれるわけではありません。
僕の感覚では、AIがもたらすのは「直接の時短」よりも、
- 作業のスタートを早める
- 脳のエネルギーを温存する
という“間接的な時間短縮”です。
たとえば営業提案書を作るとき、ゼロから構成を考えるのは骨が折れます。
でもAIに「この商材を提案する企画書の章立てを5つ出して」と頼めば、方向性がすぐ見える。
ここで15〜20分は節約できます。
一方で、最終判断や調整は必ず人がやる必要があるため、完全自動化は期待しないほうが賢明です。
AIが時短に効く! 特にメリットを感じやすい作業3選

僕が半年使って「これは時短効果が大きい」と感じた業務はこの3つです。
- プレゼン資料の構成づくり
└ 章立てやスライドの流れをAIに提案してもらい、骨組みを整える時間を短縮。 - メール文章の下書き
└ お客様へのお礼や上司への報告メールをAIに書かせ、微修正だけで送信できる。 - タスク整理・優先順位付け
└ 頭の中の“モヤモヤ”を箇条書きで入力すると、AIが優先順位を付けてくれる。
これらは、人間がゼロからやると時間も集中力も消費しやすい作業です。
AIを使えば「考えるエネルギー」を温存し、肝心な判断やコミュニケーションに集中できます。
注意点:AIで浮いた時間を“無駄業務”に使っては意味がない
僕が最初に失敗したのは、AIで空いた時間に「頼まれごと」を詰め込みすぎたこと。

結果、残業は減らず、ただタスクの数が増えただけでした。
AIはあくまで時間の“余白”を作る道具です。
その余白をどう使うかは自分次第。
- 価値の高い業務に集中する
- 帰宅時間を守り、心身をリフレッシュする
この2つのどちらかに使うと、AIの真価が発揮されます。
残業を減らすにはAIだけでなく“意志”も必要
AIが便利でも、「今日は定時で帰る」という決意がなければ、浮いた時間は埋められてしまいます。
僕も最初の2か月は、「せっかく早く終わったから別の仕事をやっておこう」と残業を繰り返していました。
残業を本気で減らしたいなら、
- AIで効率化できる仕事を選ぶ
- 終業時刻を自分で“締め切り”に設定する
この2ステップを徹底するのがコツです。
まとめ:AIは時短ツールであり、働き方を変えるパートナー

半年の実験を経て感じるのは、AIは「残業を一気になくす魔法」ではないということ。
でも確実に、仕事の質と気持ちの余裕を高めてくれるパートナーです。
- AIは作業のスタートを速くし、判断のための頭脳スペースを残してくれる
- 効率化した時間は「価値の高い仕事」か「自分の時間」に振り分けるのがカギ
- 結果を出すには、AI活用と同時に“働き方の意志”を持つことが必要
小さな改善を積み重ねれば、残業常習犯だった僕のように、毎日30分の余裕を取り戻すことは十分可能です。
まずは1つの業務からAIを試し、あなたの働き方に合った「時短の形」を見つけてみてください。


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