2025年版|見積書をサクッとミスなくChatGPT(Copilot)で作る方法

AI活用

導入:「見積書に意味を感じてますか?」

「また見積書作成か…」「これ、誰か他にやってくれないかな…」

営業や事務の現場で、こんな声を聞かない日はありません。見積書って、一見シンプルな作業に見えて、地味にプレッシャーもかかるし、正確性が求められる厄介な仕事ですよね。

しかも、「これって本当に自分がやるべき仕事?」と疑問を感じることも。単純作業だけど、ミスは絶対に許されない。さらに、毎日のように複数件作成する必要があるから、業務のボトルネックになりがちです。

そんな悩み、そろそろAIに任せませんか?

実は、ChatGPTCopilotなどのAIツールを使えば、見積書作成が「サクッと・正確に」片付く時代になってきました。

本記事では、営業職の筆者が体験した「見積書の炎上エピソード」から始まり、AIでの見積作成の実践法やおすすめプロンプト、注意点まで詳しくご紹介します。


「数字に弱い営業」が起こした、見積金額ミスの大事件

私は元々、どちらかといえば「言葉で伝える」タイプの営業で、数字や資料作成はあまり得意ではありません。中でも「見積書作成」は本当に苦手。細かい単価の掛け算や、税抜・税込の扱い、端数処理などが地味に多く、何度も見直しながら時間をかけていました。

そんなある日、あるソフトウェア製品の見積書をお客様に提出。金額は数百万円。ところが——。

金額を誤って低く記載したまま提出してしまっていたのです。

しかも、提出後すぐに受注が決定。お客様側でも社内決済が完了済みでした。その後、社内の経理チェックでミスが発覚し、あわてて訂正依頼をしましたが、社内稟議をすべてやり直していただく羽目に。当然、信頼関係にも傷がつきました。

この出来事をきっかけに、「見積業務は絶対に“属人化”させてはいけない」と痛感し、AIを業務に取り入れることにしました。


ChatGPTやCopilotが見積作成で力を発揮する理由

では、実際にChatGPTやCopilotがどう見積作成に役立つのか?主なメリットは以下の3つです。

① スピードが段違い

「サービス名」「数量」「単価」「割引」などの条件を入力するだけで、5分以内に見積文書の下書きが完成します。複数件の見積作成でもスムーズです。

② 条件変更にも強い

「ユーザー数が5→10に変更」「キャンペーンを反映」など、交渉途中での条件変更も、AIに指示するだけで再計算&文言調整が即完了します。

③ トーン調整が簡単

取引先に応じて、「ややカジュアル」な文面にしたり、「かしこまった」文面にしたりも自在。表現のバリエーションを増やせるのは、AIの得意分野です。


ExcelやWordとの相性が抜群な「Copilot」

特におすすめなのが、Microsoft 365 Copilot

Excelと連携すれば、以下のような活用が可能です:

  • 見積フォーマットに沿って、セルに入力した条件から自動で合計金額を算出
  • 「税込・税抜計算」や「割引後金額」の計算も簡単
  • Wordに貼り付けるだけで、見積書本文の下書きを即作成

さらに、メモリ機能を使えば、過去の条件を覚えて再利用することも可能。リピーター対応にも効果を発揮します。


おすすめプロンプト例:これだけで見積書ができる

以下のプロンプトを使えば、ChatGPTでも高精度な見積書文面が作れます。

textコピーする編集する以下の条件で、取引先向けの見積書本文を作成してください。

・サービス名:クラウド型施工管理ソフト  
・プラン:月額プラン(5ユーザー)  
・料金:月額30,000円(税抜)  
・契約期間:1年間  
・特典:初月無料キャンペーンあり  
・宛先企業名:株式会社〇〇建設  
・トーン:ややフォーマル

出力形式:ビジネス文書風の見積書本文(敬語使用、箇条書きOK)

生成された文面をコピペして整えるだけで、提出レベルに仕上がります。

実際に上記プロンプトで作られた見積書が以下。

うーん、なんか不細工。

以下のプロンプトを追加。

★が今回の追加部分

以下の条件に基づき、取引先に提出する見積書事態をを作成してください。 
【目的】
読みやすく、整ったフォーマットで、信頼感のある文面のビジネス文書を作りたいです。★
【出力形式】 ★
・タイトルは「御見積書」
・宛名、挨拶、導入文、見積条件(箇条書き)、合計金額、締め文の順に構成
・見出しや重要語句は強調(例:合計金額など)
・丁寧語・敬語を使用
・日本語ビジネス文書スタイル
【見積条件】
・サービス名:クラウド型施工管理ソフト  
・プラン:月額プラン(5ユーザー)  
・料金:月額30,000円(税抜)  
・契約期間:1年間  
・特典:初月無料キャンペーンあり  
・宛先企業名:株式会社〇〇建設  
・トーン:ややフォーマル


あらためて作成された見積書が以下。

あまり変わらない…
ただ、実際に皆さんの会社の見積書を読み込ませて、この形に添って見積書を作成してというも得意だと思います。
今度、チャレンジしてみたいと思います。


最後の砦は「人間の目」チェック!

どれだけAIが優れていても、最終チェックは必ず人間の目で行うべきです。

  • 金額や数量、税率のミス
  • 顧客名の誤表記
  • トーンや言い回しが適切か

これらは、人間だからこそ気づける“細かい気配り”です。ChatGPTやCopilotを「頼れる部下」だと思って活用しつつ、責任ある上司のように最終確認を行う意識が重要です。


まとめ:見積作成こそAIに任せるべき第一歩

「見積書なんて簡単」と思っている人ほど、意外と時間を奪われ、ヒューマンエラーのリスクも高いものです。ChatGPTやCopilotを使えば、その作業を“5分で・正確に・ミスなく”こなせるようになります。

一度テンプレートとプロンプトを作ってしまえば、繰り返し使い回せるのも嬉しいポイント。あなたの貴重な時間を、もっと「売上につながる仕事」に使いましょう。


メタディスクリプション(160文字以内)

見積書作成が苦手な営業・事務職向けに、ChatGPTやCopilotで効率的かつ正確に作る方法を紹介。おすすめプロンプトと注意点も解説!


ご希望に応じて、NotionやWordへの書き出し用データ形式もご提供できます。次に進める準備が整いましたら、お知らせください!

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