こんにちは、KenTeeです。
今回は皆さんもご存じ、「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉について考えていきたいと思います。
皆さん一度は言われたことはあるのではないでしょうか?職場や両親などに私自身よく言われてました。
しかし、この言葉は正しいのでしょうか?
結論、この言葉は間違った解釈で行動すると、若手を苦しませる”キラーワード”になります。多くの人がこの言葉の意味を100%理解しきれずに行動し、結果的に苦しめられているのではないかと思います。
まずは言葉の意味を理解する
辞書で調べてみました。
若い頃の苦労は自分を鍛え、必ず成長に繋がる。苦労を経験せず楽に立ちまわれば、将来自分のためにはならないという意味。
この言葉の辞書的な意味は上記のとおりです。
楽なことばかりやっていては成長しない。将来を見据え、若い時から苦労を重ねることが必要。そのために自分から苦労を取りに行け!という意味でしょうか。
結局、若手に仕事を押し付ける常套句なんじゃないの…?
これ、誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
これって結局、楽したい先輩が後輩に仕事を押し付けるために都合よく使っているんじゃないの?
大いに当たっていると思います。なぜなら、この言葉が使うことで、後輩や先輩に感謝をして仕事を引き受けるという構図が成り立つからです。便利な言葉ですよね?
現に、私も過去何度も”成長のため”という名目で面倒な仕事を押し付けられた経験があります。そのたびに、「この人、楽したいだけなんじゃないの?」という思いが頭をよぎっていました。
本当の意味を理解したうえで正しく行動する
結論、この言葉を正しく理解し行動しましょう!
まずこの言葉は正しいです。若手は特に、苦労を買いチャレンジし続けることが重要です。時には、失敗することもあるかもしれません。その反省を生かし次にチャレンジすることで自身のステップアップに繋がります。
しかし、以下の2つをしっかりと守りましょう。
- 苦労をしっかりと選び、責任を全うする
- チャレンジしできるようになったタスクは、すぐに手放す
上記の2つのポイントをしっかりと押さえておけば大丈夫です。上司や両親に都合よく使われる心配もありません。
苦労をしっかりと選び、責任を全うする
「若い時は苦労するべきなんだ!何でもかんでも俺に仕事を持ってこい!」
と、なってしまいがちですがこのスタンスではだめです。ただ、周囲に利用され疲弊して終わるだけです。
重要なことは、その苦労は、自分が目指す姿に成長できる苦労なのかをしっかりと選び取る力をつけることです!自身のなりたい姿から逆算し、その仕事が自身のキャリアアップに繋がるのかをイメージしましょう。
そして、一度、”買う!”と決めた苦労についてはどんなに困難であっても最後まで責任をもってやり遂げましょう。途中で投げ出したりする姿勢を周囲に見せてしまえば信頼を失い、もうあなたへ重要な仕事は任されなくなるでしょう。
だからこそ、慎重に選択する必要があるのです!
ただ、決して「絶対に成功せねば」「一人きりでやり抜かなければならない」などと気負いすぎる必要はありません。
周囲は、あなたの覚悟や努力する姿を感じ必ず手を差し伸べてくれます。そんな時は素直に受け入れしっかりと反省し、次へ生かすことを考えることで成長に繋がるのです。
チャレンジしできるようになったタスクはすぐに手放す ⇒超重要
実は、これができていない人があまりに多いです。
できるようになった仕事はすぐに手放すということが超重要です。
人は、成長し、こなせる仕事が増えると様々なチャンレンジの機会が舞い込んでくるようになります。そんな時に、仕事の負荷がパンパンでがんじがらめになっている人は新しくチャレンジする機会すら得られません。
どんどん成長し続けるためには、仕事の負荷に余裕を持つことを常に意識しましょう!そのためには、今の自分にできるようになった業務の棚卸を行い自分の仕事量を軽くしていくことが必要となります。
もし、判断に迷ったらこんな判断基準で棚卸をするとよいでしょう。
●考えることが少なくなり単純作業になっているタスク ⇒ すぐに手放す
●システムに代替され、付加価値が失われたタスク ⇒ すぐに手放す
繰り返しにはなりますが、意外とこの”タスクを整理して捨てる”ということが苦手な方が多いようです。「自分にしかできない」「みんな忙しそうだし…」などと思い込み仕事を抱え込み、気づけば自分の成長の機会を摘んでしまっている恐れがあります。
まとめ
今回は、『若い時の苦労は買ってでもせよ』というキラーワードについて考察しました。
結論、言葉の表面的な意味だけを鵜呑みにし、何でもかんでも仕事を引き受けていたのでは逆に成長の機会を失ってしまいます。
以下を意識し正しく”苦労”を買いましょう!
- 苦労をしっかりと選び、責任を全うする
- チャレンジしできるようになったタスクは、すぐに手放す
というわけで、以上です。
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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