日本のあらゆる業界で、新たなデジタル技術を使ったDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めることが求められています。そして、いまやすべての社会人にITリテラシーの知識とスキルが必須となっています。
そんな中で注目を集めているのが、国家資格のITパスポートです。
「ITのことなんて全然わからない」って方向けの入門テストです。
今すぐITパスポート試験に挑戦したいけど、適切な勉強方法が分からない方は多いのではないでしょうか?
今回は、試験当日の試験方式や時間配分、電卓は持ち込めるのか?といった疑問にお答えします。
- 試験は筆記試験?それともWEB?
- 電卓は持ち込めるの?失格になるの?
- 試験当日の時間配分ってどうすればいいの?
「試験当日までコツコツ勉強したのに、試験当日のちょっとしたミスで努力が水の泡」
不安になった皆さん、この記事を読めば100%大丈夫です。
今回はITパスポート試験に2週間で最短合格した僕が、試験当日に意識したことを確実にご紹介します。
5分ほどで読めますよ~!
試験当日の対策は大丈夫?
繰り返しにはなりますが、ITパスポート試験当日までに皆さんかなり勉強されますよね?
「よし、あとは試験当日に失敗しさえしなければ受かるはず!」というそこのあなた。
試験本番を舐めてはいけません!
なぜなら、受験者の多くの人がITパスポート試験という試験を初めて受けるからです。しかも、初めての会場で見ず知らずの他人と受験しなければなりません。
しかも当日試験の場に持ち込めるのは、受験票だけ…
僕は上記を知ったうえで試験本番に失敗しないためにしっかりと対策をして受験に向かいました!
そして結果、『2週間でITパスポート試験の最短合格』という成功を掴みました。
抜け漏れのない準備の先に、成功はあるのです!
ITパスポート試験の当日について知っておくべきこと(時間配分は大丈夫?)
まず、ITパスポートの試験当日について知っておくべきこと3つをご紹介します。
既にご存知の方は読み飛ばしていただいても結構です。
- コロナの影響で試験はCBT方式
- 試験時間は120分 時間配分がカギ
- 試験会場に持ち込めるのは受験票だけ
上記の通り。
正直、ぼくは事前にこれらを知った時「あ…ちゃんと準備しないとな…」という感想を持ちました。
CBT試験なんて受けたことないし、当日は電卓くらい持ち込めるでしょ♪くらいに考えていたからです(笑)
「すでに知ってるし対策してるよー」って方は良いですが、上記一つでも知らなかったことがあった方は以下の具体的な準備を読み進めてください。
試験当日に準備すべきこと
CBT方式の試験で注意すべきことは?
CBT方式ってなんぞや?
という方のためにご説明します。
CBTとは「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。
このCBT方式では受験者一人一人がパソコンの前に座って、画面に表示された問題を確認しながらマウスやキーボードを使って選択肢から選んで回答します。(ITパスポートは4択試験です)
自信がない問題や苦手な問題を飛ばして後回しにしたり、見直しをして選び直しもできます。
↓CBT方式のイメージ
CBT方式に慣れときたいな‥
という方にオススメがあります。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が公開している実際の過去問題を使った「CBT疑似体験ソフトウェア」を使ってみるといいかもしれません。
実際の試験画面などを確認できます。
CBT方式だと『得意な分野から解き始める』ができない?
これは意外な落とし穴。試験当日に「え、どうしよ…」とならないように知っておきましょう!
CBT方式は基本的に、解きたい問題から解くというのが無理です。厳密に言うと難しいという言い方が正しいかもしれません。
理由は以下。
- 1問目から順番に画面に表示される
- 解いた問題とそうでない問題の区別が難しい
基本的にCBT方式のテストでは、全100問の問題を見渡すことができません。目の前の画面には、一つずつの問題しか表示されないのです。
一応、一覧表示する機能もあります。ただ、初めて受験をされる方はシステムに慣れていないのであれこれと機能を扱うことはオススメしません。
逆に混乱して試験に集中できないことは避けましょう。
要注意!時間配分を考えよう
試験の内容を知ったところで次に気にしなくてはいけないのが、試験当日の時間配分です。
「テスト=時間との勝負」と言ってもいいでしょう。
そのくらい時間配分は事前に作戦を練る必要があります。
特に時間をかけるべき”テクノロジ系”
ITパスワードの試験は3つの分野で構成されています。しかもそれぞれの問題数は、各試験で毎回決まっています。
それぞれの分野と問題数は以下。
●ストラテジ系 問題数 35問
●マネジメント系 問題数 20問
●テクノロジ系 問題数 45問
僕が個人的に思う各分野の特徴としては以下です。
●ストラテジ系
…一般常識が問われる問題が多い
社会人経験がある人なら常識で結構イケる
よく出てくる語句
・財務三表やカンタンな利益計算(ROM/ROE)など
・個人情報 著作権/特許権/意匠権/商標権 etc
・マーケティング手法 PPM分析 etc
●マネジメント系
…対策範囲がせまいため、例年同じような問題が出題される!
いくつかの図と関係性を暗記すれば乗り切れる。暗記がカギ♪
よく出てくる語句
・システム開発要件
・アローダイアグラム クリティカルパス問題
・プロジェクトマネジメントに関する諸問題
●テクノロジ系
…コンピュータ用語やネットワーク知識のオンパレード!
専門用語が多くしっかりと勉強する必要あり
よく出てくる語句
・ディジタル署名-公開鍵暗号方式
・2進数と10進数の計算
・記憶装置(レジスタ・キャッシュメモリ・主記憶 etc)
・バイオメトリクス認証 etc
社会人であれば一番初めのストラテジ系分野は「この語句聞いたことあるぞ…」という語句が中心です。
つぎに、マネジメント系分野は「暗記さえすれば何とか乗り切れる!」というのが感想です。いくつかの語句と関係性を丸覚えしてしまえばほぼクリアできるはずです。
このITパスポート試験で特に注力したいのが”テクノロジ系分野”です。
これは僕自身かなり勉強しました…特に勉強し始めの初心者にとっては「聞いたこともないよ(´;ω;`)」となるようなワードが次々に出てきます。
ですが、「俺、IT分野の勉強してるな…」と実感できる苦しくも楽しい分野でもあるのでしっかりと勉強しましょう。
以上がITパスポートを受験する上で対策すべき3分野です。
最短合格するための”時間配分”
特に時間をかけるべき分野が分かったところで、さっそくオススメの時間配分をご紹介します。
試験時間は120分…
●ストラテジ系-35問 ⇒25分
●マネジメント系-20問 ⇒15分
●テクノロジ系-45問 ⇒50分
のこり30分は必ず見直し!
先ほどご紹介した通り、特に時間をかけたいのはやはりテクノロジ系。しっかりと時間を使いましょう。
そして最後の30分は必ず見直しに使いましょう!
問題の選択間違いや設問の読み間違いなどがないかをチェックしましょう。「ケアレスミスで不合格になった」なんて悔しすぎますからね…
試験当日に持ち込めるもの。電卓は持ち込める?
「試験当日は電卓や筆記用具くらい持ち込めるでしょ…」と受験前の僕は考えていました。
しかし、試験当日はなにも持ち込めません!
持ち込めるのは受験票と身分証明書くらいです。
そして、試験会場ではメモ紙1枚とシャーペン1本が運営側から渡されます。計算問題やメモしたいときに使うためです。
メモ紙の追加は貰えるようですが、個人的には一枚で十分かと…
細かく持ち込み禁止されているようなものもあるようです。
受験される方は必ず事前によく【受験者注意説明書】(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 から公式に出される注意)を読んでおきましょう!
メモする時のちょっとしたテクニック
ご説明した通り、当日はシャーペンとメモ紙が一枚渡されます。
その紙に、計算問題やちょっとしたメモをしながら試験に解答していきます。
そうすると皆さんがよくやりがちなミスが起きます。
試験後半になると…
ヤバい…
この問題の計算どこに書いたっけ?
メモがごちゃごちゃして分からないよー!
あまりに集中しすぎて殴り書きのようなメモをしてしまったがために、試験後半で問題の見直しをしようとしてもどこに何が書いてあるのか分からなくなります。
こういったミスを予防するちょっとしたテクニックをご紹介します。
それは、試験開始と同時にメモ紙に線をひき20等分するというものです。
下記イメージ写真です。(分かりやすいようにマジックで線を引いてます。)
↑紙は横向きで作っても問題ありません。
↓良い例
↓悪い例
各問題のメモを各ブロックに一つずつ書くようにします。各ブロックの上に問題番号を忘れずに。
こうすれば、試験の最後に見直したい問題のメモをすぐに見つけることができますよね♪
これ僕が思いつきで試験当日にやった対策なんですが、驚くほどに効果的だったのでご紹介します。ぜひ試してみてください!
まとめ
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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