仕事ができる人の最大の特徴【根回しのプロ】

スキルセット

こんにちは、KenTeeです!

今回は、仕事における最大のスキルともいえる”根回しのやり方”について記事を書いていきます。たかが、根回しと侮ってはいけません。

仕事ができる人=根回しのプロ、と言っていいほど、仕事の成果根回しのスキルは深く関係していると言えます。

根回しで仕事が激変する!

職場の人間関係で悩んでいる人が多い

『日本人は仕事に悩んでいるのではない、人に悩んでいる!』

といえるほど人々の仕事における悩みにおける、上位は”人間関係”による悩みです。

仕事は一日の大半を占めるものです。職場で人間関係の悩みを抱えていると、それが大きなストレスになることも頷けます。
実際に、下記の労働政策研究・研修機構が21~33歳を対象にした調査結果によると、3割近くが人間関係を理由に退職をしています。

上記は、参照元:『若年者の離職状況と離職後のキャリア形成』

人間関係の悩みが生じる理由

なぜ、人は人間関係に悩むのか?その理由を一言でいうと以下です。

『相手が自分の思う通りに動いてくれない』

つまり、自分の思い通りに相手が動いてくれない、自分が想像していないことを発言するというようなことが頻繁に起きるため、人はそれをストレスに感じて悩むのです。

根回しすることのメリット

  • 自分の思い通りに仕事を進められる
  • 仕事のゴールから逆算する癖がつく
  • ビジネスでの衝突が減り、仕事上のストレスを減らせる

根回しができようになれば相手を思い通りに動かすことが可能になります。結果的に、あなたの職場でのストレスはかなり軽減するはずです。

そもそも根回しってなに?

根回しは、物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)を指す言葉です。自分の仕事を円滑に進めるために事前に行動することを意味します。

本来は、『根回し』という文字通り、木々の成長を促すため、事前にあれこれと準備をすることという意味でした。それが現代では、上記の意味を表す言葉となりました。

つまり、目的の達成のための地道な準備こそが語源とも言えます。

根回しのプロ!仕事ができる人の特徴

仕事ができる人ってこういう人

1.自分一人では成果は限定的であることを知っている。周囲の巻き込みより大きな成果を目指す

2.コミュニケーションがうまく周囲への気遣いを欠かさない

3.職場や周囲のキーマンを掴んでいる

4.常に先を読み行動している

5.ビジョンを描くことができる

以上に共通して言えることは、仕事ができる人は周囲と協力することの重要性を知り、周囲に頼れるスキルを持っています。

周囲の協力なくして成果は生めない

自身が必要な時に周囲と協力しなければならないとなると、必要なことは以下です。

いかに自分の必要なタイミングで、周囲を利用できるか?

少し過激な発言になってしまいますが、本質的なところは上記の通り。つまり私たちは、いかに相手に気持ちよく強力してもらえるかを常に考え続けなければなりません。

回りくどい言い方にはなりましたが、それを叶えるのが根回しなのです!

仕事における根回しの方法・コツ

人間は感情の生き物です。どんなに冷静で周囲に影響されないと自負している人でも、考え方や行動はやはり感情により左右されることがあります。

根回しは、そういった人の感情に働きかけ、自分も相手も気持ちよく行動することを目的としています。どういうことか?

上司
上司

田中君、前回の君の資料よかったよ!

実は、明日同じ資料作成を頼むことになりそうなんだ。

もし、決まればまた連絡するね!

田中
田中

はい、分かりました!その際はまた言ってください!

(前回の資料をほめてくれた!しっかりと覚えててくれてるんだな…

明日ってことは、他の仕事を先に終わらせとこうかな。)

…翌日…

上司
上司

田中君、昨日言っていた資料お願いできるかな。

前回と同じく、最高の出来で頼むよ!

分かりました。

他の仕事は片づけてますので、その仕事に集中してやれます。

本日中には、一度お見せできるかと思います!

上司
上司

さすが仕事が早いね!よろしく!

いかがでしょうか?こういった職場は、上司も部下もお互いが気持ちよく仕事ができていると言えます。

一方で、全く根回しのない職場はひどいものです。以下で見てましょう。

ダメ上司
ダメ上司

田中君、明日期限で頼まなければならない仕事があってね。

悪いけどお願いできるかな。

田中
田中

え、もっと早く言ってくれればできたのですが…

いま、別件の業務が忙しくて。

ちなみに、その業務はいつ分かっていたのですか?

1週間ほど前に、課長に頼まれてさ。

一日もあれば片付く仕事だと思ってたから、

今日頼んでるんだけど…

とにかく明日までにやらなければならないことがあるので無理です。

いつも、ぎりぎりに仕事頼んでくるのやめてもらえないですか?

〇〇さんは、いつも前もってお願いしてきてくれますよ!

あなた自身無意識に上記のような人になっていないでしょうか?自分の都合で周囲に動かそうとすると思い通りに動いてくれないものです。

できるビジネスパーソンは、この部分を十分わきまえています。何をするのも相手ファーストで、事前の根回しという準備を欠かしません。相手に、時間的余裕事前の合意形成を与えるのです。結果的に、相手に「この人の要求にこたえたい!」という気持ちにさせるのです。

根回しへの具体的な行動

根回しをするために意識すること3つを以下にまとめました。

  • ①相手を知る
  • ②簡単でいいから、一言事前に言う
  • ③やってくれたことへの感謝

これらの特徴は、コツコツとした努力で誰にでもできる!ってことです。新入社員でも、ベテラン社員でも関係なく明日から実践できる行動です。

①相手を知る

まずは根回しをする上で重要なことは、相手を知るということです。相手がどうやって仕事を進める人なのか?、感情的な人なのか?論理的な人のなのか?を分析することから始めます。

その理由は、相手によって根回しの際に伝える情報が異なるからです。たとえば、論理的な人に一方的に仕事をやってくれと頼んでも動いてくれません。一方で感情的な人に論理的に説明しても理解してもらえないかもしれないのです。

コミュニケーションの基本は、相手に合わせることから始まります。根回しもコミュニケーションの1つと考えれば、まずは相手を知ることから始めるべきでしょう。

②常に先手をうつ

「そんなこと聞いてなかった」
「もっと早く言ってくれれば…」

こういった発言が相手から出る要因は、あなたの行動の遅れです。事前の根回しがなかったためにこういった発言を相手にさせてしまっているのです。実際に、その方法は声かけやメールでも構いません。一言先に伝えておくということが重要です。

事前の根回しがあれば、こういった発言は以下のように変化します。

「事前に聞いていたおかげで準備ができた」
「いつも早めに行ってくれて助かるよ」

相手のことを一番に考え先に行動する意識こそが”根回し”の基本です

③やってくれたことへの感謝

皆さん、意外と忘れがちですが相手の行動に対してしっかりと感謝を気持ちを伝えましょう。

『あいつは都合のいい時だけ頼ってくるな』
『あれだけ助けてやったのにその後何も言ってこない』

上記のように相手に思われてしまうと次はありません。仕事において、その人との関係は一度きりではなくしっかりと良好な関係を継続させなければなりません。次の機会に繋げるため、「ありがとう」の言葉を伝えるように意識しましょう。

まとめ

皆さんは根回しを有効に使えていますか?組織で働く以上、周囲の協力なしに自分一人で何かを成し遂げることは難しいです。よって、常にわたしたちはどうすれば周囲の力を借りられるのかを考え続ける必要があります。

その一つの手段として、根回しをツールとして活用するのです。

ですが、根回しをするのは難しい。以下の努力を惜しまずコツコツと積み上げましょう。

  • ①相手を知る
  • ②簡単でいいから、一言事前に言う
  • ③やってくれたことへの感謝

上記ができれば、あなたの仕事はみるみるうちに変化します。「お、なんだか最近仕事がはかどるな…」と感じたら、それはあなたの根回しがうまく機能している証拠です。人間関係の悩みも吹き飛び、どんどん仕事を任せられるようになり成長できるはずです。

今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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