「ラジウムを使ったイオンボトルで水が美味しくなる」
という話題を耳にしたことありませんか?
実際に、世の中には以下のようなラジウムを使った商品がありますよね。
- 自宅で美味しい水が飲めるイオンボトル
- 遠赤外線を利用したラジウム温感サポーター
- 体に良いラジウム温泉
スマホでググってみると意外と関連商品が多い…
そして、それらを調べるうちに気になる記事を同時に見かけるでしょう。それが以下。
ラジウムは体に悪影響がある
というもの。
え…
ラジウムって体に良くないの?
このうわさが本当なら
どうしてこんなに世の中にラジウム商品があるの?
このうわさが本当なら怖い…
でも、本当だとしたら世の中にこんなに商品が生まれないはず!
ラジウムって本当に安心できるのか?
今回の記事はそういう心配を踏まえ、実際にラジウムの安全性を調査してみました。
そもそもラジウムって?
そもそもラジウムって何?
簡単に言うと、ラジウムは石です。
ですが、ただの石ではありません。特別な効果を持った石なんです!
- ラジウム石は自らエネルギーを放出
- 水に透過されるとラドン※などの気体元素が発生する
- 微量のラドンが体内に入ると、細胞が刺激され、毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力が高まる
なぜ危険だと言われているの?
「ラジウム鉱石」と調ベていると以下のような記事を発見しました。
以前は、放射線源として放射線治療に使用されたが、現在は工業的な用途はほとんどない[4]。また、1960年代以前は時計の文字盤などの夜光塗料として利用されていた。当時、ラジウムは時計に手作業で塗られていたが、作業を行う女性労働者は放射能を持つラジウムの付いた筆をなめて穂先を整えていた。これにより時計の生産に関わる女性たちの間でラジウムが原因と思われる病気が多発し、次々に死亡した。時計工場の女性労働者は訴訟を起こし、ラジウム・ガールズと呼ばれた。この訴訟は従業員が会社を訴える権利を確立させた最初の例となり、労働法史上画期的な出来事とされている
参照元:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0
これを要約すると、過去にラジウムをなめていた女性労働者たちが、ラジウムが原因となる病気を発症し死亡した。のちにその女性労働者たちは訴訟を起こす事態になった。
上記の通り。
これが本当なら大変だ…
女性労働者たちの体に何が起きたんでしょう。
それは、ラジウムと放射能の関係性があるようです。
※ただし、微量の放射能です。
ラジウムと放射能の関係性。ラドンって何?
ラジウムは、ウランがエネルギーを放出しながら崩壊していく過程でできる物質で、そのラジウムが崩壊したものをラドンといいます
このラドンが、微量の放射能を発生させます。そしてそれらの放射能は水や温泉などに溶け込みます。それらを私たちは飲用します、結果的に人体に微量の放射能が取り込まれることとなるのです。
このラジウムが発生させる放射能が、世間一般的に「ラジウムは危険なもの」という過度な恐怖を与えているようです。
放射能って超やばいんじゃないの…
こんな危険は物質を使った商品大丈夫なの?
結論、ラジウムは人体に影響なし
「放射能」と聞くと私たちはビクッてしますよね?なんだかとてつもなく危ないものだと感じてしまいます。
でも安心してください。
ラジウムによる放射能ってそこまで恐れるものはないんです。その理由は以下。
- 数日内に体外に放出される
- ”ホルミシス効果”により体にプラスに作用する
数日内に体外に放出される
ラジウムによる放射能は「体内でいい働きをし、すぐに出ていく」というものです。
そんな都合良く働いてくれるの?
という疑問を持った私ですが、どうやら本当らしい。
水の飲用などで取り込まれた微量の放射能は、4日程度で完全に体外で排出されます。もっと言うと、飲用後に50%は2時間以内に排出されるらしいです。
さらなるポイントとしては、私たちの身の回りには日常的に放射縁が存在し、知らず知らずのうちに放射線の影響を受けています。日常生活において、放射線被ばくをゼロにすることはできません。
市街地とラジウム温泉湧出地での放射線量 | |
一般市街地での通常の放射線量 | 0.10~0.15マイクロシーベルト |
ラジウム温泉中心部の放射線量(飲泉含む) | 0.20~0.50マイクロシーベルト |
※上記の飲泉というのは、実際に温泉水を飲用するというものです。実際に各温泉ではそういったサービスが存在します。
実際に人体に影響が出始める放射線量は、実に100ミリシーベルト(=10万マイクロシーベルト)と言われています。つまりラジウムによる放射能は本当に微量で影響がないんです。
放射線といえど過度に恐れるのは無駄ですね…
”ホルミシス効果”により体にプラスに作用する
微量な放射線で体に負荷をかけることにより免疫力が上がると言われています。
これを、ホルミシス効果と呼びます。
ホルミシス効果を簡単に説明すると、「多量は有害であるが、低濃度・微量に摂取された放射能はプラスに作用する」というものです。
つまり、低濃度・微量の放射能は逆に体に良いということですね!
ラジウム温泉なんかはこのホルミシス効果を利用したものなんですね。だからこそ、たくさんのスポットがあり多くの人に愛されているんですね。
冒頭に説明してくれたラジウム・ガールズは?
ラジウムはやっぱり危険じゃないの?
という疑問も持たれるかもしれません。確かに人体にも影響はあるのは知っておかなければなりません。この時の女性労働者たちは、実際に発光剤として使用されていた高濃度のラジウムを作業中に筆を舐める習慣から多量摂取していたのかもしれませんね。
多量高頻度にラジウムを摂取することはまず日々の生活ではありえないと言えます。
まとめ
「ラジウムって健康に害があるの?」
今回はこういった疑問に対しての記事を書きました。
結論は、全く心配いりません。安全です!
実際に、ラジウム温泉を例に説明してきましたが、冒頭にご説明したイオンボトルも同じ論理です。安全に美味しい水が飲めるアイテムなのでぜひ使ってみてください。
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