AIで効率化したいのに、職場は“禁止”。どうすれば?
生成AI、特にChatGPTやCopilotは今やビジネスマンの“第二の脳”とも言える存在。
しかし、
「うちの職場では使えない」
「社内ルールで禁止されている」
そんな環境にいると、焦りや無力感を覚えてしまうこともあります。
筆者の体験:こっそり使いたかった。でも怖くて使えなかった
僕の会社では、今でこそMicrosoft Copilotが正式導入され、社内でも堂々と使えるようになっています。
でも当初は「生成AIは情報漏洩リスクがあるから禁止」という曖昧な理由で、ChatGPTなどの活用は完全NGでした。
業務が忙しく、「効率化したい」「時短したい」という思いで、有料のChatGPT Plusを個人契約。
テンプレ作成や言い回し確認くらいなら問題ないと思って、こっそり使おうとしたんです。
でも、いざとなると「これって、会社の情報流出になるのでは…?」と不安に。
結局、使えずに手を引いた苦い経験があります。

社内では使えない。でも、世間の企業はどうしてる?
生成AIを「使えない」と感じている方も多いですが、世間の企業ではどうでしょうか?
✅ 総務省『令和6年 情報通信白書』によると…
企業の 46.8% が、生成AIを業務で活用中(議事録作成、資料構成、メール下書きなど)
✅ JUASの調査では…
- 「導入済 or 検討中」の企業:41.2%
- 売上高1兆円以上の大手企業:92.1% が導入中
つまり、社内で生成AIが使えない職場は少数派になりつつあるという現実があります。
職場で生成AIが使えないとき、3つの行動ステップ

① 上司に相談:「なぜ禁止?」を聞いてみる
意外と「よくわからないから」「前例がないから」禁止している場合も。
業務での使い道(例:議事録作成の効率化)を具体的に伝えると、導入の後押しにつながるかもしれません。
② 機密に触れない範囲で、プライベート活用
社内のPCやネットワーク上では使えなくても、
スマホや自宅PCなど、個人環境なら使えるケースも。
🔸 こんな使い方ならリスク低め:
- 提案資料の構成整理(例のみ入力)
- 日報テンプレートの文案チェック
- 丁寧語や敬語の言い換え
- 定型文メールの雛形づくり
③ 情報漏洩を防ぐ!NG入力例【5つ】
生成AIが便利でも、以下のような内容は絶対に入力しないでください。
- 顧客のフルネーム、契約内容、住所
- 自社の未公開プロダクトや戦略
- 会議の詳細な議事録や録音内容
- 昇進・評価関連の内部情報
- セキュリティ体制・緊急マニュアル
これらは、情報漏洩のリスクが非常に高いです。
「これは誰に見られてもいい情報か?」を常に意識しましょう。
もっと具体的に知りたいという人は以下の記事がオススメです!
👉【生成AIは危険?】ChatGPT・Copilotを使う前に知っておきたい情報漏えいの話
「使えないからやらない」は、今や“機会損失”
たとえ職場で禁止されていても、今この瞬間も他の企業では生成AIを活用して業務のスピードと品質を高めています。
AIを正しく使える人材は、今後ますます価値が高まります。
「社内で使えないから何もしない」ではなく、「使えるようになる前にスキルを磨く」。
これが、時代に置いていかれないための戦略です。
まとめ|禁止されていても、“備える人”が最終的に勝つ

- 社内で生成AIが使えない状況でも、世間では導入が加速中
- 情報漏洩リスクを避けながら、こっそり活用・提案できる範囲は意外と多い
- 「使えない今こそ準備期間」。将来使えるようになったとき、先に進んでいるのは“備えていた人”
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