こんにちは、KenTeeです。
今回は、社会人のスキル「報連相(ほう・れん・そう)」に代わる新たな考え方「かく・れん・ぼう」について書きます。
この”かくれんぼう”とは、確認・連絡・報告という三つのワードの頭文字をとった造語です。
一般的な”ほうれんそう”との違いは、”相談”というワードが”確認”に置き換えられていることです。これは、今後”確認”という行為が重要視されることを意味しています。
ビジネス環境の変化が激しい中、それに伴い我々社会人に求められるスキルにも変化があります。求められるものが変化すれば、当然その方法や考え方も変化を求められるというわけです。
そもそも”報連相(ほうれんそう)”ってなに?という方のために、以下の記事を用意しておりますのでご覧ください。
今回の記事は以下のような人に向けて書いてます。
こんな人に読んでほしい
●取引先や上司との連係ミスを経験したことがある人
●自分をアピールすることが苦手という人
●最近、「ちゃんと報告しろ!」と周囲に叱られた人
この記事を読むことでこんなメリットがあります。
この記事を読むメリット
●周囲とのコミュニケーションミスが減る
●上司に自身の成果を簡単にアピールできる
●自主的な働き方が可能になる⇒周囲の評価が向上する
”かく・れん・ぼう”を実践するメリット
かくれんぼう=確認・連絡・報告
冒頭にもご説明しましたが、「かくれんぼう」は3つのワードの頭文字をもとに作られた造語です。その3つのワードとは、“確認・連絡・報告”です。
それぞれ似ている言葉のように思われますが、今一度ここでその違いを整理します。
- 確認…自身の考えや提案について了解をとる行為。自主性を前提とし、相手の指示や判断を必ずしも必要としない。 ⇒今回のポイント!
- 連絡…関係者に情報などを周知することをいい、決定した事実を知らせること。不特定多数に対して発信することになる。
- 報告…過去から現在までの状況を物事の経過、結果を相手に伝えること。相手が、業務の依頼者であることが多い。
できるビジネスパーソンは、「周囲に対して連絡や報告を欠かさず、主体的に目の前の課題に対して解決策を考える。その都度、上司や周囲に確認し、その解決策の有効性や影響度を測る」というイメージでしょうか?
今は消えた”相談”とは?
かつての「ほうれんそう」に含まれていた”相談”というワードはなぜ消えたのか?
本記事を書き進める中で重要なので、敢えて、この”相談”についても簡単にご紹介します。
- 相談…課題を解決するために意見を聞いたり、話し合ったりすること。
結論から言うと、”相談”というワードには主体性という色が薄いように感じます。相談には、まず相手の考えや提案を素直に聞き入れ自身の業務に生かすというイメージがあります。
デメリットしては、『相談相手の時間を奪うこと』、『自分で考える癖がつきにくい』ということが挙げられます。
これからの時代に求められる理想の人材とは?
ほうれんそう vs かくれんぼう 求められるのは主体性!
冒頭にも書きましたが、周囲の環境が変化すれば求められるスキルや考え方も変化が必要です。
企業が社員に求める働き方にも変化を迫られているのです。
それぞれに求める人材像
●ほうれんそう(報連相)…指示されたことをきっちとこなす忠実な人材。ゆっくりと確実に成果を出す。⇒過去
●かくれんぼう(確連報)…指示されたことはこなし、かつ、すばやく自分で考えながら突き進める変化に強い人材。⇒現代
そう、キーワードは主体性です。
これからは「会社に食わせてもらう人材」より、「会社をくわせてやる!くらいの気概を持った人材」が求められます。
その理由は、技術力の向上で社会の変化するスピードが加速しているからです。上司一人が考え部下一人一人指示を出す組織では、ビジネス環境の変化についていけない時代になっているのです。社員自身が考え行動し、問題解決までの時間を短くすることが企業の利益獲得の必須条件なのです。
周囲に自分をアピールする武器になる
また、「かくれんぼう」を実践するようになればアピール上手になるという副産物があります!
どうして、確認/連絡/報告をすると周囲にアピールできるの?
周囲とのコミュニケーションが密になるからです。周囲はあなたが考えているほど、あなたの成果に気づいてないものです。
”かくれんぼう”は、正当に自身の成功や努力を周囲に発信できるツールになりえるのです。あからさまなアピールや見せびらかしとは異なるので、「自分はアピールが苦手」という方にとっても実践してみる価値はあります!
まとめ
いかがだったでしょうか?
確認・連絡・報告は、我々社会人にとって当たり前と言えば当たり前の習慣です。しかし、意外にもそれを日々実践できている社会人が少ないのも事実。だからこそ意識し実践するだけで簡単に差がつくところなのです。
また、これからの時代は、自主的に問題意識を持ち解決策を立案する人材が求められるようになっています。「ここまではやりましたが、次はどうすればいいですか?」などという指示待ちの人は時代についていけなくなるでしょう。
本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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